日本でラジオ放送が始まったのは1925年で、社団法人東京放送局(現在のNHK東京ラジオ第1放送)によるものでした。それ以降テレビがお茶の間に広まるまで、ラジオは日本人にとって最も身近な娯楽でした。ラジオから流れる当時の最新の音楽に、年配の方から若者まで、皆が心を躍らせたのです。
日本の歴史上もっとも有名なラジオ放送
1945年に、そのラジオ放送はおこなわれました。昭和天皇の肉声による終戦の詔書、いわゆる玉音放送として知られるものです。これにより日本の戦後が始まることになったのですが、それはラジオにとっても新たな時代の幕開けとなりました。そうです、戦後にはテレビ放送が始まることになるからです。ですが、その普及は1964年東京オリンピックを待つ必要があり、しばらくはラジオの黄金期が続きます。
多くのラジオ局が開局
戦後復興が進むに連れ、日本には多くのラジオ局が開局されました。特に1951年からの4年間は、多くの地方局を含めた現在のAM局のほどんどが開局された時期になります。また、1960年に東海大学がFMラジオ放送の実用化のため試験的にFM東海を開局しました。これはのちのエフエム東京になり、またCMが初めて許された日本初の民間放送でもありました。
そして現在のラジオへ
このように多くの変遷を経たラジオの歴史ですが、インターネットの登場によりまた新たな局面を迎えています。ラジオにとってはテレビ登場以来、最も大きな変革の時期に直面しています。そんな時期だからこそ、ラジオの魅力に改めてスポットを当てようとこのサイトは作られました。個性的なラジオ局やラジオ番組についても取り上げています。このサイトを読んで頂いて一度ラジオに耳を傾けて頂ければと思います。きっとラジオの魅力を再発見することになるはずです。